神様とお米
うちのみかんです。
10連休のゴールデンウィークも終わり、5月も半ば過ぎましたね。
私の住んでいる辺りでは田植えは終わったようです。
農家のみなさん、いつも美味しいお米をありがとうございます。
今日は先日神社へ御祈祷して頂いたときに、待合室で頂いた冊子の
『神様とお米』のことを書きたいと思います。
毎日食べているお米ですが『神様とお米』には関係があるそうです。
神様のご飯ってどんなもの?
神様にお供えする食べ物や飲み物を『神饌』(しんせん)といい、
私たちに食べ物をくださった神様に感謝して、おもてなしをするものだそうです。
そして、家の中で神様をお祀りするところが『神棚』です。
お供えした物を食べると神様のパワーが頂けます。
瑞穂の国ってどこ?
高天原(たかまのはら)にいらっしゃる天照大御神様(あまてらすおおみかみさま)は、日本がいつまでも平和で豊かな国であるようにと、孫のニニギノミコトに日本の国を治めるように言われた。
そのとき、大御神様はご自分でお作りになっていた稲を「人々の食べ物にしなさい。」とお授けになったそうです。
ニニギノミコトは、お言葉に従い土地を耕し、稲を作り、豊かな国をお作りになった。
それから日本は「豊葦原瑞穂国」(とよあしはらのみずほのくに)と呼ばれるようになった。
この名前には、稲が豊かに実りますようにとの祈りがこめられているそうです。
稲穂と神様
稲は、日本の気候にあっていてとても作りやすい。
そのため、お祭りやお正月のご馳走として大切にされてきたそうです。
神話にもあるように、そもそも稲作りは、ただの仕事ではなく神様から授かった神聖なことです。
季節ごとに行われるお祭りは、稲作への祈りがかたちになったもので、
その中から「神楽」や「田楽」などの文化も生まれました。
お米とお祭り
天照大御神様をお祀りする伊勢神宮でも、稲作りに関するお祭りがたくさん行われています。
神様にお供えするお米は「神田」(しんでん)とよばれる特別な水田で作ります。
お米の生育にあわせて伝統的な神事が行われます。
4月初め・・・「神田下種祭」(しんでんげしゅさい) 清められた籾種を蒔きます
5月中旬・・・「神田御田植初」(しんでんおたうえはじめ) 苗を植え「田遊び」や「田楽」などの神事芸能を行います
9月・・・「抜穂祭」(ぬいぼさい) 稲穂を刈り取ります
10月・・・「神嘗祭」(かんなめさい) 作られた稲を天照大御神にささげます
「神嘗祭」は、年に千数百回あるお祭りのなかでも特に大切なもので、
このとき天皇陛下は、皇居の水田で自らお作りになった稲穂をお供えになられます。
お祭りを通して、神様に、春に豊作と幸せを祈り、秋には恵みへの感謝をささげます。
神社本庁・お宮とこどもより
最後に
私たちが毎日、なにげなく普通に食べているお米には、
奥深いものがあることを知りました。
毎年、伊勢神宮では稲作りのお祭りが行われているのですね。
天照大御神様がご自分でお作りになっていた稲を『人々の食べ物にしなさい』
とお授けにならなかったら…現在、お米はなかったのですね。
神様に感謝の気持ちを持ちましょう。
稲作りは『ただの仕事ではなく、神様から授かった神聖な仕事』です。
そして農家の方が汗水流して作ってくださったお米は、昔から言われているように、
『一粒残さず食べよう』ですね。(お米に限らず!(^^)!)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。